gitはコマンドラインで操作することが多かったのですが、Phpstormのgitツールを使って見たら意外と便利だったので、これは使える!と思った機能をまとめました。
ブランチ切り替え
Phpstormの右下のブランチアイコンから切り替えができます。「New Branch」から新規でブランチの作成もできます。


コミット
左タブの「Commit」を開きます。変更があったファイルと、新規追加されたファイルの一覧が出てくるので、コミットに含めたい物にチェックを入れます。
下の入力欄にコミットメッセージを入れ、「Commit」ボタンを押すとコミットが作成されます。
また、「Amend」にチェックを入れると–amendオプションをつけたのと同じになり、コミットメッセージも一つ前の物が自動で入力されます。

変更を戻す
個人的にここら辺からGUIツールの恩恵がちょっとずつ出てくると思います。
git管理下のファイルに変更を加えると、エディタの横に線が出てきます。ここをクリックすると下のようなメニューが出てきます。このメニューの「Rollback Lines」をクリックすると、変更された箇所をブランチの最新へ戻すことができます。

行単位でステージング
先ほどの「Commit」メニューで、対象のファイルをダブルクリックします。すると、ブランチの最新との差分が出てくるので、ステージングしたい部分にチェックを入れます。


cherry-pick
左下の「Git」タブをクリックします。すると、ブランチの一覧と、コミット履歴が出てきます。
まず、branchを選択し次にcherry-pickしたいコミットを右クリックします。出てきたメニューから「Cherry-Pick」を選択します。


また、コミット単位ではなく、ファイル単位でcherry-pickを行うこともできます。
コミットを選ぶと、さらに右に「そのコミットで変更されたファイル」の一覧が出てきます。この中からcherry-pickしたいファイルを右クリックし「Cherry-Pick Selected Changes」をクリックします。
ファイル単位でのcherry-pickではコミットは作成されず、ステージングされた状態になります。

コミット履歴の改竄
先ほどのcherry-pickの画面で、「Edit Commit Message」を選択すると、過去のコミットのコミットメッセージを編集できます。

過去のコミットの順番を入れ替えることもできます。下の例では「Add test3.txt」を「Add test2.txt」と「Add test4.txt」の間に持ってきます。
まず、「Add test3.txt」を持ってきたい場所の次のコミットを右クリックし「Interactively Rebase from Here」をクリックします。

次のようなポップアップが出てきます。この画面でD&Dでコミットの順番を入れ替えられます。


最後に
さっと機能をなめただけなので、まだまだ使いこなせていない部分もあると思います。特に、「変更をグループ化できる機能」がとても便利そうな気がしています。
また、使いこなせるようになったらまとめようと思います。